リフォーム前の挨拶回りは必須?ポイントや注意点を押さえておこう!
引っ越しの際に挨拶回りをしたことはありますか?昔は挨拶が当たり前でしたが、近年はひとり暮らしの賃貸アパートなどでは挨拶は不要と考える人も増えています。一軒家を建てた際には挨拶回りをする場合が多いですが、リフォームをする前に挨拶はしたほうがよいのでしょうか?今回はリフォーム前の挨拶回りについてご紹介します。
リフォーム前の挨拶回りは必須?
今まで近所の人とトラブルになったことはないし、リフォームはすぐ終わるから挨拶はしなくてよいかと思うかもしれませんが、挨拶をしておいた方が賢明です。
リフォームの際には工事車両が止まるため、車の出し入れや家に出入りがしにくくなる、工事の騒音、振動、埃、塗料の臭いがストレス源になるといった可能性があります。今まで近所の人とよい関係を築いていたけれど、リフォームをきっかけにトラブルにならないよう、挨拶に行くようにしましょう。
いつまでに挨拶すればよい?
リフォーム前の挨拶は工事がはじまる一週間前くらいまでには済ませておくのがよいでしょう。大きなリフォームや長期間に渡るリフォームの場合は、とくに早めに挨拶に行くのがおすすめです。早めに分かっておけば、近所の人も出かける予定を立てたり大物の洗濯をしたりと計画が立てやすくなります。また、工事の当日も余裕があれば挨拶しておくことで印象がよくなるでしょう。
リフォーム時の挨拶回りのポイント
引っ越しの挨拶はしたことがあるけれど、リフォームの挨拶はしたことがない方が多いのではないでしょうか。挨拶のポイントについて解説します。
迷惑のかからない時間に挨拶に行く
挨拶しに行く場合、朝方や深夜、食事時は避けた方が無難です。午前なら10時から11時、午後なら2時から4時くらいがよいでしょう。土日に行く場合は10時以降がおすすめです。
誰が行くのか相談しておく
基本的には世帯主が挨拶回りに行くのがよいですが、難しい場合はほかの人でも構いません。家の大人の中で、近所の人と交流が深い人が行くのも相手に気をつかわせなくて済むのでよいでしょう。
挨拶の内容は?
リフォームの挨拶は、日時やリフォームを休止する日、どんな影響がありそうかといったことを挨拶で伝えましょう。また、施工主、リフォーム業者の連絡先も渡しておくと何かあったときにすぐに対応できるので記載するべきです。
粗品は必要?
挨拶をするのは緊張するものです。粗品を持って行けば挨拶に来た理由付けにもなるので、ぜひ持って行くとよいでしょう。食べ物はアレルギーや好みがあるため、避けたほうがよいです。タオルやラップ、除菌シートなどちょっとしたものを持っていきましょう。
リフォーム時の挨拶回りの注意点
挨拶回りには注意点があります。いくつか解説しましょう。
業者に任せっぱなしにしない
最近は業者が挨拶を代行してくれるところが多くなっています。任せておけば安心かと思いきや、業者の挨拶がいい加減だった、本人からは挨拶がないのかといったようにとらえる人もいるので、マイナスの効果になってしまうかもしれません。よっぽど多忙でない限りは、自分たちで挨拶することをおすすめします。
またリフォーム工事が終わったあとにもできれば挨拶をしておきましょう。多少騒音や振動をうるさく感じていた人がいたとしても、礼儀正しく挨拶をしておけばあまり悪い印象を残さずに済みます。
挨拶の範囲を考える
一戸建ては隣、向かい、裏など8件くらいに挨拶をするのが一般的です。しかし業者の車両が道をふさいでしまい、もっと広い範囲の家に迷惑がかかる場合は挨拶の範囲を広げた方がよいかもしれません。状況に応じて挨拶する範囲を決めましょう。
マンションの場合は隣、上と下などへの挨拶になります。マンションは工事の振動が伝わりやすいので、同じフロアの広範囲の人まで挨拶に行くのもよいでしょう。また、マンションの管理組合の役員、自治会の会長などの家に挨拶に行くとさらに安心です。
不在だったときどうするか決めておく
挨拶に行っても不在が続いたらどうするか決めておきましょう。何度も訪問しすぎると迷惑がかかることも。数回行って不在なら、挨拶のメモと粗品をポストにいれておくのがよいでしょう。挨拶用のメモや粗品を入れる袋を準備しておきましょう。また、近所の人であれば偶然顔を合わせることもあります。そういったときを逃さず挨拶するようにしましょう。
まとめ
近所の人とのコミュニケーションは昔より希薄になっており、引っ越しのときに挨拶をしただけで近所の人と付き合いがほとんどない人もいるかもしれません。だからといってリフォームの際に挨拶をしないでおくと、騒音などでクレームが入ったり悪い印象を持たれたりしてしまいます。せっかくリフォームした家が住みづらくなったら嫌でしょう。
近所の人と長くよい関係を続けるためには、簡単な挨拶でよいので挨拶をしておくことが肝心です。リフォーム業者が挨拶をしてくれることも多くなっていますが、業者より先に挨拶をしておきましょう。気づかいやマナーを守ることが近所の人とよい付き合いを続けていくコツです。